お月見だんご つくろー etc
2024.10.03(木)
祖父母参観
いつまでも元気でいてね
戸外遊び
いっぱい楽しんでいます
少しずつ秋が近づいてきましたね
お月見だんご
キレイに丸くできました
もちもちで おいしい ー
Dayキャンプのご感想 2024
2024.09.11(水)
Dayキャンプのご感想 2024
2024.July
お迎えに行った時、はにかんだ笑顔とデイキャンプをやりきって自信のついた表情が目に焼きついています。帰ってから寝るまでずっっとお話しをしてくれて、とっても楽しかったんだなぁと感じました。沢山の経験をさせて頂きありがとうございました。先生方にとても感謝しています。
さくら組 女の子のお母さん
キャンプファイヤーで歌う歌の練習を自宅でしていて当日をとても楽しみにしていました。肝試し怖かったよ〜、キャンプファイヤーがいちばん楽しかった!と帰ってからお話してくれました。普段体験できないことが体験できてすごく楽しかったようです。お友達との貴重な体験を忘れずにこれからも頑張ってほしいと思います。
うめ組 女の子のお母さん
Dayキャンプの準備から片付けまで、本当にお疲れ様でした。
いつもと違う服装でお昼過ぎに登園する時点で、少し不安そうにするのではないか・・・と私の方が心配してしまいましたが、息子はいつもと変わらず楽しそうに幼稚園へ行き、変顔をする余裕すらある息子の姿に逆に元気をもらいました。キャンプファイヤーでも大きな声で歌い、お迎え後の帰り道でも少し前までは手を繋いで歩くという事も難しかった子が、ちゃんと手を繋いで楽しそうに歩きながらその日にあった出来事もお話しも出来るようになっていて、またひとつ成長したんだな〜と嬉しくもあり、少し寂しくも感じる瞬間でもありました。ですが、夏休み前にお友達や先生方との楽しい時間を過ごせて、本当に良かったと思います。
長い夏休みに入りましたが、この間にもさらに成長した姿でお会い出来るように、日々色々と経験させてあげたいと思います。この度は、Dayキャンプを開催していただきありがとうございました。
うめ組 男の子のお母さん
「肝試しがこわい」「行くのやだ」と言いながらDayキャンプに行ったね。お迎えの時に先生に様子を教えてもらったら「泣かなかったよ」と聞いてびっくりしました。お家に帰ってから3人お化けがいて、どんなお化けだったか教えてくれたね。こわいけどカードを取ってこれて頑張ったね。みんなで食べる夕飯はおかわりをしたと聞いて、ママは嬉しかったよ。キャンプファイヤーは火を囲んで、お友達と踊ったり歌ったり楽しそうだったね。先生が「小学校が離ればなれになってしまうお友達がいるかもしれないけど、一緒に過ごした時間を大切にして、辛い時・悲しい時があったら今日の事を思い出してほしいです」と言っていたよ。本当にそう思います。
さくら台幼稚園の年長さんのお友達と過ごせるのは今しかないので、1日1日楽しくお友達を大切にして過ごしてね。
さくら組 男の子のお母さん
テレビ寺子屋 on さくらだい2
2024.09.11(水)「子どもたちの「自分探し」を応援する」
東京大学名誉教授 汐見稔幸
日本ではしばらく前まで受験システムががっちりできていて、その中でできるだけ上位を占める、つまり点数偏差値を上げて銘柄の学校に入ったらだいたい幸せになっていくだろうという、ある種のサクセスストーリーがわかりやすい形でありました。しかし、社会は大きく変わってしまいました。変化がすごく早い時代には、そういう時代にふさわしい生き方をしていかないとうまくいきません。点数偏差値だけで人生を選ぶ時代はそろそろ終わります。それよりも自分が本当にやりたいことを幼い頃からしっかりと見つけ、そのことにこだわって生活していくと、「将来こんなことをやったら自分らしく生きられるんじゃないか」ということのヒントが自分の中でたくさん得られます。そういう生き方を大事にしていただきたいのです。
なぜ点数偏差値だけではうまくいかなくなってきたのか。理由の一つは職種がものすごく増えてきたということです。インターネットや情報関連など、名前を聞いただけではわからないような仕事がどんどん増えて、従来の仕事が無くなってきています。「○○大学を出た」などではなく、「才覚やアイデアが大事」ということが増えてきます。どうしたら子どもたちがたった一度しか生きられない人生を自分らしく生きていってくれるようになるのか?それを考えないといけません。それを僕は、「子どもたちの自分探しを大事にしてあげよう」と言っています。自分が本当にやりたいことって一体何なのだろうか?やりたいことなんて、簡単にはわからないのです。
人間は、赤ちゃんの時にはいろいろやりたいことをやる。でも、それがそのまま仕事になるわけではありません。社会の中で様々な仕事を見て、「ああ面白そう」、あるいは「ああいう仕事があるなら僕はこんなことやりたい」などと、ヒントにしていくわけです。いろんな面白い生き方をしている人と出会わなければいけません。「学校の勉強の中身がすごく面白かったからもうちょっとやってみたい」とか、「お母さんお父さんと出かけ、そこで見た風景が忘れられなくてああいうところで生活してみたい」とか、実際にいろんな体験をしていかないと、自分がやりたいもの、こだわりたいものを見つけるということはそう簡単ではないのです。
子どもたちに、こんな面白い世界があるよと、いろんな体験をさせてあげてほしい。そして、動き出す時に「自分だったらできるんじゃないか」と、自分に自信を持っていることが大事です。その自信を育てるために一番良い方法は、子どもたちの言うことをしっかりと聞き、豊かな対話をすることです。子ども扱いしないで、「面白いことを考えているのね、ママはこう思うけど」などと親子で対等の対話をしていると、自分が認められていると感じ自信が出てきます。そうやって自信を育てることによって、子どもの「自分探し」をいろんな角度から応援してあげてほしいと思います。
※ 参照 テレビ静岡テレビ寺子屋HP
テレビ寺子屋 on さくらだい1
2024.09.11(水)「AI社会に生きる子どもたちに」
東京大学名誉教授 汐見稔幸
将来の社会を「AI社会」と呼んでみたいと思います。AIとは「人工知能」のことで、あらゆるものに自分で考えることができるコンピュータを組み込んでいくわけです。例えば自動車は将来的には全部自動運転になり、自分で運転している人を見ることがなくなるかもしれません。とても便利になっていきますが、そうなっていくことが人間に何をもたらすのかということについては、それほど丁寧に吟味されているわけではありません。実は、心配なことがすでに何点か指摘されています。
例えば、映像で綺麗な紅葉を見て楽しむのと、森や山を歩き紅葉を体験するのと一体何が違うでしょう。実際に歩いてみると、映像で見るのとは全く違います。足を滑らせたり、風が吹いてきてちょっと寒く感じたり、木漏れ日の美しさに気づいたり、予想していないことが次々と起こります。
私たちは「五感」を総動員して物を深く知ろうとするのです。感覚器官を使って、自分なりに「こういうものなんだ」と感じていくことを「直接体験」、目と耳だけで何かわかったようになることを「間接体験」と言います。
AI社会は下手したら、情報をどんどん上手に届けてくれ、間接体験だけでいろんな物事がわかったつもりになる、そういう社会になっていく可能性があるのです。五感を使わないと本当のことはわからない。五感を使って感情が豊かに動き、「あれはいいよね」とか、「あれって本当は怖いよね」という価値づけをすること。これを「意味を作る」と言います。
自分なりに体験をして、五感をフルに働かせながら価値づけをする、つまり「意味を作る」こと。これが「物事を本当に知る」ということなんです。AI社会になると「情報はいっぱい持っているけれども、でも本当の意味はわかっていない」そういう人間を大量に作る可能性があります。
さらにもう一つ心配なこと、それを私は「文化と文明は違う」という風に表現しています。似たような言葉なのであまり区別しないで使うことが多いですが、「文化」は「手間暇かけて苦労して価値あるものを作り出す営み」のことを言います。対して「文明」は、「人間が面倒でもやってきたものを機械にとって変わらせることで、楽に快適に早くできる、作られた仕組み」のことを言います。ですから、文明というのは文化と違って、人間の欲望欲求をできるだけ手っ取り早く楽に実現することです。忙しい私たちの生活の中には両方必要ですが、大切なのはそのバランスです。例えば便利な冷凍食品を素早く食べる一方で、自分で手間暇かけてでも美味しいものを作る。そういうことができる自分がうれしい。「文明」が栄え、「文化」が滅ぶということにならないようにしていかないといけません。
まずは子どもたちに直接体験をいっぱいさせてあげてほしい。いろんな人と関わる体験をさせてあげてほしい。そして文化というものを大事にする人間に育ってほしい。AI社会の中で人間らしく上手に生きるため、幼いころからそういったことを意識して育ててあげてほしいと思います。
※ 参照 テレビ静岡テレビ寺子屋HP